地域で呼び名が変わる！？ズワイガニの特徴や通販を使うときの基本情報を分かりやすく解説

このサイトでは地域で呼び名が変わる、ズワイガニの特徴や通販を使うときの基本情報を分かりやすく解説しています。
水揚げされる場所や獲れる時期で呼び名が変わることを知っていれば、迷うことなく目的のカニを注文することができるので知っておいて損はありません。
また若いオスのズワイは、脱皮したてで皮が柔らかいこともあります。
脱皮したてのカニは味や食感にも影響があるので、選ぶ際には気を付ける必要があるでしょう。

地域で呼び名が変わる！？ズワイガニの特徴や通販を使うときの基本情報を分かりやすく解説

ズワイガニは地域によって呼び名が変わるため良く分からないという人は多いのではないでしょうか。
ズワイガニは主に島根や鳥取、それに兵庫・福井などでも水揚げされています。
松葉ガニという呼び名は山陰地方で獲れるもののことです。
越前ガニは福井、加能ガニは石川での呼び名となっています。
さらに間人ガニや舞鶴かにとも言いますがこちらは京都での呼び名です。
高志の紅ガニというのは富山県産のベニズワイガニを指しています。
新潟で獲れたもののうち、高品質なものは越後本ズワイという名前が付いています。

松葉ガニは山陰地方におけるズワイガニのオスの呼び名

毎年10月下旬になると、新聞やニュースでカニ漁解禁という報道が一斉にされます。
この海産物は世界では日本でしか食されておらず、われわれ日本人にとっては冬を代表する味覚といっても過言ではないでしょう。
寒流が流れ込む海でしか水揚げをすることができず、おもに日本海側の漁港で取引されています。
鳥取県や島根県の山陰地方では、ズワイガニのオスのことを松葉ガニと呼んでいます。
松葉ガニとは水産庁から認められたブランド名にもなっており、約20センチメートルほどの大きさのズワイガニが該当をします。
ズワイガニの特徴は赤みを帯びた甲羅がポイントで、まさに松の枝が紅葉をしている様を体現化している風貌のカニです。
オスよりもメスの方か希少価値があるのですが、それは最盛期に甲羅に卵を持っているからです。
卵巣部は味噌とも言われるものであり、雑炊にしたりお酒を注いで食べると絶品と言われるのがズワイガニの主な特徴となります。

セコガニはメスのズワイガニの呼び名

ズワイガニは冷水を好む、日本海やオホーツク海・ベーリング海など幅広い海に生息していて、日本海では水深200ｍから400ｍの深海に生息しているといいます。
深海に生息しているけれども底曳き網で獲るので、網を曳きながら海底に生息している蟹を獲るので大小様々なズワイガニが網の中に入ることになるわけです。
ズワイガニ漁は地域で解禁日と終了日が異なるのですが、その目安になるのが新潟県以北の海域と富山県以西の海域です。
新潟県より北側の漁場は10月1日に解禁となり翌年の5月31日まで、富山県よりも西側の海域の場合は11月6日が解禁で終了は3月20日までです。
ただし、富山県よりも西側の海域はメスのズワイガニについては翌年の1月10日までになるので、このタイミングで入手ができない場合はその年の11月6日以降まで待つ必要があります。
なお、雌は雄と同じく地方で呼び名が変わるのが特徴で、セコガニや親ガニ、セイコガニなど色々な名前が付いています。

京都の丹後地方ではメスのズワイガニをコッペガニと呼ぶ

ズワイガニはメスとオスで呼び方が異なる、地方でそれぞれ名称が変わるなどの特徴があります。
その中でも有名な呼び名は松葉ガニと越前ガニではないでしょうか。
松葉ガニは産地方でのオスのズワイガニの呼び名で、越前ガニは福井県でのオスの呼び名です。
メスの場合も、地域により色々な呼び方が付いているので名前を聞いただけではズワイガニであることが分からないケースも多いといえます。
メスは卵を持っているので乱獲してしまうと数が減ることになるため、日本の中では省令により漁期を短くしている地域もあり、福井県などでは11月6日から1月10日までの期間限定になっています。
京都の丹後地方ではコッペガニ、他県ではセコガニや子持ちガニ、セイコガニや親ガニなど地方ごとに独特のネーミングが付いているようです。
なお、雌は雄と比べるとかなり小ぶりで、甲羅の幅は7cmから10cm前後です。
塩ゆでしてから身よりも外子と内子を中心に食べることになるのですが、内子は量が少ないので日本海の珍味の一つに数えられています。

通販を使えば旬のズワイガニをお取り寄せ可能

ズワイガニは、水揚げされる地域で漁期が異なります。
これは日本の省令で決められたルールで資源を保護する目的で解禁日と終了日を設定しているわけです。
富山県よりも西側の地域は越前ガニや松葉ガニなどの名称で呼ばれるエリアで、越前ガニは福井県で松葉ガニは山陰地方です。
これらの地域では毎年11月6日から翌年の3月20日まで（雌は1月10日まで）、新潟県よりも北の地域は10月1日から翌年の5月31日までです。
そのため、富山県より西側の地域と比べると漁期が長くなるので通販でズワイガニを見かけることも多くなります。
一般的に、ズワイガニは冷凍されたものやボイルしてあるものを買う形になるので活きガニを購入するとなったときには現地の直売所に出向く必要があるのではないか、このように考える人も多いといえます。
しかし通販サイトの中には直売所が運営を行っているお店もあるので、漁期の中であればお取り寄せが可能になるので利用すると良いでしょう。

値段で選ぶならロシアやカナダなど外国産のズワイガニがお得

日本は四方を海で囲まれているため、古くから海産物の自給自足率が高い地域です。
たとえば冬になれば日本海側一帯でカニ漁が盛んにおこなわれ、全国に向けてズワイガニや松葉ガニなどを市場に送られています。
カニは以前は高級な食材として認識をされており、一般家庭ではあまり食されるものではありませんでした。
ところが昨今では外国産のズワイガニが市場に並ぶようになり、お得な価格で手に入れることも可能です。
簡単にどの国のズワイガニが流通をしているのかを見ていきましょう。
まず外国産のシェアで80パーセントを占めているのが、ロシアです。
サハリン沖では毎年11月から3月にかけて漁船を出航しており、約25万トンもの水揚げ高を誇っています。
カナダでも1990年代後半からズワイガニ漁を開始しており、年間で約9万トンの数量で日本に輸出をされています。
輸入品だと冷凍になるのが基本で、お値段は国産の約1/3程度と割安なのが魅力です。

ズワイガニにもある？通販のリーズナブルな値段の訳あり品

高級品でもあるズワイガニにもあるのが、通販のリーズナブルな値段の訳あり品です。
価格面が抑えられていることから、一見すると何か大きな問題を抱えている印象を受けるかもしれません。
しかし味わいが劣ることはなく、些細な商品価値を下げる要素があることで値段が安くなっています。
例えばサイズが小さいということもありますが、安いほうがいいという人にはカニを食べる絶好のチャンスです。
見た目的に小さいといっても、商品自体が悪いわけではありません。
それどころか安くお得な商品ですから、お財布にも優しく購入をすることができます。
小さなサイズだと、それなりに中身も少なめです。
たくさんの量を食べたいわけではなく、ズワイガニそのものの味わいを堪能したい人にも向いています。
冷蔵保存をしていた期間が若干長めということも考えられるので、注文商品到着後は早めに食べるようにすることで問題はありません。
リーズナブルに絶品のズワイガニを、リーズナブルプライスの訳あり品なら楽しむことができます。

ズワイガニの雄の甲羅にある茶色のブツブツの正体

市場で売られているズワイガニの中には、甲羅に茶色のブツブツが付着しているものがありますが、このブツブツの正体はカニビルの卵です。
カニビルとは、魚の体液を吸うという特性を持つヒルの一種です。
カニにとっては無害なヒルで、岩場の代わりにカニの甲羅に卵を産んでいるとされていますが、付着している卵の数が多いほど美味しいズワイガニだと言われています。
カニは脱皮しながら成長する生き物なので、付着している卵が多いほど脱皮してから時間が経過しており、身がしっかりと詰まっていることを意味しています。
そのため、茶色いブツブツの数で美味しいズワイガニを見極めることが可能です。
なお、カニビルの卵は冷凍したり加熱したりすれば死んでしまいますが、誤って食べてしまったとしても害はありません。
基本的にはそのまま調理しても問題ありませんが、鍋などに入れる際に気になるという場合は、たわしなどで擦って落としてから調理しましょう。

国産のズワイガニは漁期が決まっている

京都は11月6日から翌年の3月20日まで、新潟県以北の海域はオスメスともに10月1日が解禁で漁期は翌年の5月31日まで、富山県以西の海域はオスが11月6日から翌年3月20日まで、メスは11月6日から翌年1月10日まで、これはズワイガニが水揚げされる期間を示すものです。
ここで着目しておくべき部分は新潟県以北の海域ではオスやメスなどに関係なく水揚げが行われるけれども、富山県以西の海域は雄と雌で禁漁になるタイミングが異なる点です。
ズワイガニは解禁漁の期間限定のカニなどからも貴重価値が高い、これにより高値で取引されるなどの理由があるわけです。
なお、メスの方が短期間で禁漁になるわけですが、雌のズワイガニは卵を持っているわけでオスと同じように漁を行えば乱獲することになる、資源保護などの重要な役割があります。
禁漁になると当然漁が行われなくなるので、通販サイトでも販売が行われませんが冷凍品などはその限りではありません。

ズワイガニの内子は活ガニを購入することで楽しめる

内子とはカニの卵巣のことで、産卵期の雌からしか採れない貴重な部位として知られます。
甲羅の中にある未成熟な状態の卵を内子と呼び、腹部に付いている受精卵は外子と呼ばれます。
加熱していない生の状態では紫色をしていて、ボイルすると鮮やかなオレンジ色になるのが特徴です。
ズワイガニの内子は珍味として知られ、独特で濃厚なコクがあるので人を選びますが、好む人はやみつきになる味わいです。
ズワイガニの内子は産卵前の未成熟な卵のため、旬の時期が非常に短く、量が解禁されるほんの一時期しかありません。
時期を逃して産卵を終えてしまうと、内子自体が存在しなくなってしまいます。
新鮮な状態でないと味や風味が落ちてしまうため、自宅で食べる場合は活ガニを購入することが重要です。
生の状態は、塩漬けならば素材の味をしっかり楽しめる食べ方です。
ガーゼなどに包んで塩をまぶし、重石をして時間が経てば塩漬けが出来上がります。
しっかり時間をかけて味が染み込みこませるのがコツです。